まるごと初単独=口パクダンス発表会(-_-;

整理番号で3組を引き当てたので(214番目に入場できる権利があった)列換算で10列目以内に相当する最前ブロックを確保。でも、メロン記念日の前例にあるようにZeppのオールスタンディングの前列は修羅場なので、ライブ中はずっとサウナの中で押し蔵饅頭をされている状態。そのうえスピーカーにも近いし耳元で大声で叫ばれるしで、かなりきつかった。けれど、たまたま見ていたステージ右側にはたくさん熊さんが来てくれたので良かった。熊さんは背が高いので見やすい。
Berryz工房には腹が立つくらい良曲が回されているので、セットリストには不安はなかったのだが、蓋を開けてみるとやっぱり一部分は大流行のカラオケコンに。まぁ、それについては「全曲Berryz工房の曲だと知らない曲ばかりになってしまう一般客に配慮した」と理解しておくとして・・・問題はほぼ全曲に渡って口パクの疑惑があること。いや、疑惑なんて慎重な表現はせずにぶっちゃけて言ってしまうと、ハロプロ史上最悪に口パク比率の高いライブだったのではないか。
メンバーの真実のスキルと前列から推しメンのリップシンクを凝視した結果から見て確実に生だと確信できたのは「安心感」と「蝉」の2曲。「恋はひっぱりだこ」もピッチの不安定さから生という可能性はあるけれど、「口パクライブ用にわざとミスを修正しないでレコーディングしてある」可能性も否定できない。残りの曲は完全な口パクかCDを被せてるかのどちらかみたい。特に新曲はCD音源そのまま流してるとしか思えなかった。
私は昔から口パクには非常に厳しい立場を取っているけれど、特に、初ライブからいきなり口パクを常用してくるというのはいかがなものかと思う。「キッズだから仕方ない、普通に考えて歌いきれないんだから見逃してあげて」という弁護もあるだろうけれど、キッズといえどもプロの世界にいるのなら、原則として口パクはNGだと徹底しなければいけないと思う。こんな若いうちから嘘のつき方を覚えさせては立派な歌手にはなれないよ。それとも「客はどうせ歌なんてまじめに聞いてない」とナメられているのか?

ダンス発表会だと割り切って見てもBerryz工房の一年間の成長は十分感じられたし、単純にBerryz工房をたくさん見られて楽しかったというのはあるけれど、それだけじゃやっぱり物足りない、いやそれだけで満足してしまってはいけない。絶対に歌い間違いの起きない口パクカラオケと台本100%のMC(遊びの部分がまったくない)がたとえ成功したところで、このどうしようもないライブ感の喪失はどう埋め合わせたらいいのか。脳内補完にも限度がある。

そもそもどの客も、Berryzちゃんの偽らない実力では、初ライブでまったくトチらずに声量たっぷりにすべての歌を歌いきれるなんて思ってないはず。それでもありのままを受け止めようと思っているはず。なのに何を恐れる。どうして間違えることを恐れる。そして、初コンをいきなり嘘で塗り固めてしまったBerryz工房の成長は、今後何で確かめればいいのか。口パクだった曲が生で歌えるようになっていく様を楽しめばいいのか? なんか違うような気がするけどなぁ。