タレントではなくブランドを守ろうとしたUFA

読みました。
そもそも「ハロプロ」なんて括っている時点でブランドにしようとしているのは明らかだと思います。であれば、ブランドイメージを著しく損ねるメンバーがいれば排除するのが(人としてどうなのかという視点ではなく企業としての視点では)正しい行動となります。一般企業で、企業イメージを損なう行動をした社員に科されることになる懲戒と同じですね。ハロプロには一般企業のようにグループ企業別採用(娘。オーディション、キッズオーディション、エッグオーディション)・昇格(エッグ→℃-uteなど)・昇進(リーダー、サブリーダー任用、グループ→ソロ)・退社(卒業)がありますが、懲戒もちゃんとあるのですね。でも、今頃になってこんなことを言い出すということは、社員教育制度(ここではハロプロが会社に似ているという文脈で社員としています)はないかないに等しかったのでしょうね。どんな立派な会社でも、教育制度の疎かなところは長くは立ち行かないと思いますけれども。

また、中澤姐さんが「ハロプロは家族だから」と言っていたのはリップサービスに過ぎなかったことがこれで明らかになりましたね。丸ごと言葉通りに信じていた人もいないと思いますけど。もしくは、当時はそうだったけれど今はそうではないのか。また、未成年を預かる事務所は親代わりを勤めるのは当然だと思いますけど、そんなことは「契約書」には含まれていなかったのですかね。あるいは、親代わりを勤める能力がなかっただけなのか。あと、メンバー教育だけで終わりではありません。パパラッチ対策の強化も進めないと。めぐ事件から何も学んでいないのが腹立たしいです。

あと、「芸能タレント通達」がわからなかったので検索したところ、

 (1)歌唱や演技など他人に代替できない才能を持っている。
 (2)給与とは違った形態での報酬がある。
 (3)プロダクションなどの意向に左右されぬフリーな立場。
 (4)一般労働者のような雇用契約を結んでいない。

これらの条件を満たせば、15歳未満でも、午後8時以降、働くことができる

と書かれていました。ハロプロはこれを所属タレントに当てはめているのでしょうけど、(1)は当てはまると思いますが(2)(4)については「歩合ではない、社員なので仕事がなくても給料はもらえる」というような発言がヤンタンなどで何度か出たことがありますので微妙ではないかと(給料の実態は不明ですけど)。もしかしたらキッズ・ワンダの未成年とワンダ・エルダの成年メンバーでは契約が違うのかも知れませんけど。あと、(3)なんて現実には無理ですよね。

ファンサイト閉鎖については、1度ならず2度までもということと、オトコのおまけ付きだったことが効いてるのだと思います。「本当に歌いたいなら自重できるはずなのに…」という落胆も大きいと思います。