今のJ-POPに瑞々しさが乏しい件について

でもって生還したiPodで今聴いているのは性懲りもなく靖幸な訳だが、20年前の靖幸の瑞々しさったらないな。「僕もプリンスになれたらいいな、ギュインギュインてカコイイ音出したいな」の一心だけ。確かに亡くすのは惜しい人材だけど、じゃあ今でもこんな瑞々しい楽曲をクリエイトできるのかといえばやはり疑問。ずっと一線の超ベテランでも少年少女の心のままで音楽やってる人は両手で足りるくらいしかいないかもしれないのに。長くやればやるほどどうしてもルーティンワークになってしまう。

今だってこういう初期衝動の連中はいるんだろうけど、すぐにマニュアルお手本に走ってしまうから面白くない。ケツメイシが売れたらにわかケツメイシが、湘南乃風が、アクアが、SEAMOが売れたらそのパクリがすぐに出てきやがる。近いところから見境なくパクるから底が浅いしすぐ飽きる。じゃあおまいらケツメイシが売れなくなったらどうすんの?みたいな。まさに近親相姦状態だな。
まぁ、周りも酷いがハロプロはその近親相姦もはるかに通り越してるけどな。曲については言うに及ばずだが、ここの酷いのは目玉新人の定期デビューをなくして新鮮味のない古株を無計画に推し続けてること。いや、長期に面倒見続けることを否定するものではない。けど、キッズやエッグを溜め込んでじっくり育てるとした時点で、育成を見守れることと引き換えに毎年新たな新人がデビューするという瑞々しさがなくなった。そりゃ世間的にはさっぱり動きがなくなったように見えるんだから何やってるのかさっぱりわからんわ。さらにエッグをぜんぜん弄らせてくれないんだからつんくだってスピンアウトしてガールズ☆ギャラリーやりたくなるのも当然だと思う。つんくはそういう意味では非常にわかりやすいヒトだなと思う。