ハイビジョンキャプチャ vs TS Rip

TS Ripはやっぱり音声が問題だなぁ。TSのまま見る分には編集してない限りは問題ないんだが、再変換の素材にする場合は、たとえレコでまったく編集していなくても音ずれ問題が回避できない場合があるらしい(編集してしまった場合は論外…編集点ごとに分割してしまえばなんとかなるかもしれないけど)。
e2の番組だとTSDemuxで映像しかdemuxできずに音声ズレのオフセットを得られない場合があった。この場合はTMPGEnc4Xpressで音声デコードしたあと、音ずれ補正量を自力で探し当てなければならない。

そう考えると映像はTSで抜いたとしても音声はアナログキャプチャ分を使ったほうが楽…なんだがこれは二度手間なんだよな。だったら映像のわずかな劣化に目を瞑ってでもPV4キャプ一本で済ませたほうがトータルコストは下がるような気がする。PV4キャプなら音ずれ補正はすべてレコにまかせられるから編集後動画でも問題が出ないし。

エンコード形態は、1080ラインの解像度維持するならMPEG2 HD、720ラインに落とすならDivXが落としどころかな。1080ラインのDivX,WMVは再生時に必要なCPUパワーが大きすぎてコマ落ちしてしまう。MPEG2なら1920x1080でもスムーズに再生できる。
TMPGEnc4XpressはDVD解像度のMPEG2のVBRエンコードは2パスしかできないけど、HD解像度なら1パス(固定品質)が選べるので、MPEG2 HDがエンコード時間・解像度のトータルでもっとも優れている。ファイルサイズではDivXの方が有利だけど、DivXはBDオーサリングのソースに使えない(再々エンコ必須)という弱点もある。