後藤真希、最後のライブで大粒の涙 (JIJIPRESS)
移籍後の事務所が用意した「赤」のキラキラスティックが多数派を占める中に点在する「青」サイリウムの無言の主張。でも少なかったなぁ、青。敢えて、それで良かったと思うけど。
開演前のBGMがあの頃と変わらず「One Vision (Queen)」だったのにはかなり胸が熱くなったなぁ。ツアータイトルも含め、事務所移籍による断絶がないことに感動した。ハロー時代のGエモコンにもエイベックス関係者の支援があったのだろうな。
移籍後に発表した楽曲が中心のセットリストの中に、ジャズィなアレンジを施した「ガラスのパンプス」と、不意打ちの「スクランブル」(ワンコーラスのみ)。ハロー曲になった途端に身体中の血液を沸騰させ一般客の仮面を剥いで往年のL・O・V・Eコールを炸裂させる客席に「久しぶりにエルオーブイイー聴いた」と応えるごっちん。そして「グッズ販売も凄いことになってるって聞いて…飢えてたんでしょ、あんたたち」と愛情あるあんた達呼ばわり。飢えさせたのは誰だよ、ほんとにもう。そしてまたしばらく飢えさせようとしてるのは誰なんだよ…、ほんとに、もう。
そしてさりげなく大事な発表が昼公演のみに。「明日から一般人になると思ってるでしょ…違うよ、エイベックスにはちゃんと所属してるから」。
昼公演終了後の追い出し曲が「スクランブル」…ガチの選曲ミスなのかプレゼントなのか。こんなんで素直に立ち去る訳ねぇし、とばかりに事実上のダブルアンコール状態となって、エルオーブイイーもウリャオイもやり放題からの〜〆は「ごっちん最高!PPPPP」「バンザーイ!」のフルコース。事務所や主催者がどこに移ろい行こうが、そこが後藤真希のライブ会場であることは変わらないのだな。4〜5年前と同じ光景がそこにあった。
夜公演では昼公演のセットリストに加えて、綾小路翔さんがスペシャルゲストで登場したり、ドリームモーニング娘。と一緒に「LOVEマシーン」を歌ったり。予期していたとはいえ本当に実現すると熱いものが…。
そして、アンコール終了。でもこれですんなり終了するわけがなく、ダブルアンコールで後藤真希作詞曲を「一緒に歌って」と披露。もしかしたら、ちゃんと歌える人があまりいなかったのがごっちんに伝わってしまったかなぁ…。で、これでも終わりになるはずがなく、ていうか、エイベ曲でごまコンの〆が務まるわけがなく(?)、ごっちんの「盛り上がるしかー?」の掛け声に場内沸騰。「ないでしょーーー!!!!!」でトリプルアンコールに突入。そして本当の本当の最後は、マイクを通さない生声での「ありがとう」…4年前と同じ。
全体にブランクを感じさせないライブパフォーマンス。むしろなんで今まで封印され続けていたのか、意味がわからないくらい。エイベ曲だけで2時間ライブやれるようになるまで、というのが移籍先の意地だったのかな。でも結局、集まる客は昔からの客だから、ハロー曲もあり(ドリ娘乱入まであり)のこの形に収まったのは本当に良かったと思います。
アップフロントが卒業後のハロメンが(懐メロシンガーになって枯れていくのではなくバリバリ現役で)歌手活動を継続できるキャリアパスを明確に提示できていない中、移籍したとはいえ唯一それを実現しているのが後藤真希だけなので、気持ちの整理がついたらまた活動を続けて欲しいです。
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後藤真希ライブ会場関係者席に吉川友。きっかがごっチルドレンだって公表されていなかったような…。きっかってハロー時代の後藤真希には会ったことあったのかなぁ。記憶がごっちゃになってきてしまってる。
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夜公演終了後、会場出口に取材陣が多数。なんとなく、日本メディア以外にもいたような気が。台湾からの遠征組が印象的だった。どこかで報道されるのかなぁ。