南波一海 presents ヒロインたちのうた。〜アイドル・ソングのキーパーソンを直撃!〜第5回:大久保 薫

読み応えあるテキスト紹介、3発目(1発目は週刊アスキー、2発目は佐久間氏)。
http://www.cdjournal.com/main/special/song_of_the_heroines/645/5

近年のハロー!プロジェクト作品のクオリティを支える男、大久保薫の勢いが止まらない。今年に入ってからもスマイレージ「ドットビキニ」、Berryz工房×℃-uteの合体曲「超HAPPY SONG」、モーニング娘。50枚目のシングル「One・Two・Three」、Berryz工房によるタイ・ポップのカヴァー・ソング「cha cha SING」といった具合に、圧倒的な質/仕事量を誇る彼に話を聞かないわけにはいかないだろう。意外な出発点やルーツから近年のことまで、たっぷりと語っていただいた。

――モーニング娘。の「One・Two・Three」はかなり先鋭的な“カッコいい音楽”だと思います。洋楽、特にK-POPを意識しましたか?
 「特別K-POPを意識したという感じはないですね。けどUSAのポップなR&Bは結構意識してます。クリス・ブラウン、ピットブル、ファーイースト・ムーヴメントあたり好きなんですよ。K-POP自体、USのR&B系を意識した音楽が多いとは思っていますが。アレンジ作業的に、ビリビリした音色のシンセコードとベースを軸に作っていきました。サイドチェーンがキモで、色々な音にサイドチェーンがかかってあのノリが出てる感じです」