田原俊彦再評価論

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20130316-00000011-pseven-ent
人気絶頂期、トシちゃんは下手糞歌手の代名詞になっていたけれど、でも、あのガチで踊り歌う姿はかっこよかった。CD流しながら踊ってるだけの映像では感じられないリアルなドキドキ感があった。

(前略)いったい、いつごろから歌手は生で歌わなくなったのだろうか。音楽業界関係者は、こう解説する。

「1980年代後半ごろから、口パクする歌手が増えてきたように思います。理由は『踊りながらだと息が乱れる』『音程が不安定なのでCD音源のほうがいい』といったところです」

 この2つの理由を聞くと、あるアイドル歌手が思い出される。1980年代、トップを走り続けた田原俊彦(52)である。代表曲『抱きしめてTONIGHT』などで激しいダンスを魅せながらも、田原の歌唱力への評価は低かった。

「それでも、トシちゃんは口パクを頑なに拒否しましたね。口パクしたほうがダンスに専念できるし、当時は得だったと思いますよ。実際に、周りでは口パクする歌手もいたわけですし、普通の歌手なら口パクに流れてもおかしくない。『ジャングルJUNGLE』なんて、相当な運動量でしたからね。

 でも、トシちゃんは信念を曲げず、歌って踊り続けた。もちろん、ウラではものすごく努力をしていますよ。それは、ジャニーズの後輩や当時の音楽番組関係者なら誰もが知るところでした。
(中略)
「“口パク排除”の風潮が高まれば、当時の田原のパフォーマンスのすごさがあらためて評価されるようになるのかもしれない」――そう前出音楽関係者は希望を語っていた。