Photorec & TestDiskを自分でビルドする(2)

Bash on Ubuntu on Windows10上では動作可能なphotorecをビルドできないことがわかったため、cygwinでビルド。
できあがったphotorec.exeを/usr/local/bin/に置いても起動できないため、/bin直下にある cyg*.dllをphotorec.exeと同じフォルダにコピーする。また、バイナリ配布版に存在する63フォルダもphotorec.exeと同じフォルダにコピーする。
これで私家版photorecを起動することができた。

救出対象フォーマットを「ts」のみに限定しても「m2ts」が救出されてしまう理由はおそらく、file_m2ts.cのregister_header_check_ts関数の実装が

static void register_header_check_ts(file_stat_t *file_stat)
{
register_header_check(0, "G", 1, &header_check_m2t, file_stat);
register_header_check(4, "G", 1, &header_check_m2ts, file_stat);
}

となっているため。header_check_m2tsを含む行をコメントアウトすると自分の欲しい結果(1パケット188バイトのtsフォーマットのみを救出する)が得られると思われる。