MY BEST TOP40 (2020/11/15)

学生時代に趣味で作成していた自主チャートを約20年ぶりに再開しました。

20年以上もの長期間作成できなくなった理由はいくつかありましたが大きくは以下の3点。

 ①世の中のトレンドが自分の好みと大きく乖離し始めた

 ②トレンドに抗うにも自由に曲を聴き漁って探すことも困難な状況になった

 ③結果、特定のアーティストの曲しか聴かない状態になりランキングを書き留めて

  おくモチベーションもなくなった

 

現在ではSpotifyのようなサブスクでもYouTubeでも自由に好みの音楽を漁ることが可能になり、Billboard Global 200がローンチしたことで洋楽にもリーチしやすくなったため、昔ラジオで音楽を探していた頃の状況が復活しました。

 

ランキングの基準は学生時代と同様に、Billboardやサブスクのニューリリース、"おすすめ"など様々なインプットをもとにするものの、有名無名は一切関係なく、自分の耳に届き刺さったかどうかのみ。そのため、どれだけCDが売れていようとも、ストリーミングされていても、自分の興味をひかなければエントリーしないし、その逆もしかりです。

 

 何故こんなものを作成するのか。

 

オリコンが合算シングルランキングをローンチして以降、合算基準がおかしいだの、特定の事務所に忖度してるだろだの、果てはオリコンの存在自体が害悪とまでいう論調までSNS上ではたびたび見られた。また、一民放局が制作している娯楽番組にすぎないCDTVにも、なぜ〇〇が一位ではないのかとかみつくひとがいる。

 

でも私の中でははるか以前にその種の議論はやり尽くされていて、最終到達点が自分のランキングを作成する、だったからです。

 

今もチャートマニアの方々が独自の計算式でセールスとその他の指標を合算して、ということをされています。私もしたことがあります。「ザ・ベストテン」が教えてくれたこの楽しみ方の影響力は本当に絶大です。

しかし、どんな比率を設定したところで合算すればするほど総合チャートに極小さな流行の兆しを落とし込むことは難しいし、ましてやそこに自分の好みが投影されるわけではない。しかも私の見たいところは今も昔も上位の既に売れているものではなく下位の動きだった。それは合算により薄まってしまった総合チャートではなく各要素(ラジオチャート、ダウンロードチャート、有線チャート…)を直接見る方が合理的。

 

どんなにオリコンその他のランキングが謎の力学によって歪んでいたとしても、どんな曲がどんなアクションをしているかを自分の目で確かめるツールとしてのみ使用する分には問題なく、限られた可処分時間を好きでもない曲に費やしたり気に入らないランキングを矯正させようとするのに費やしたりするのはもったいないだけという結論になった。

 

ということで、前口上は終わりにして最新2020/11/15作成のランキングは下記のようになりました。

実際には先週から作成を再開しているため「前週」が存在します。

また、「前週」以前のランキングは存在しないもののもし作成していたらエントリーしていたであろう曲がランクインした場合はリエントリー扱いとします。

 

  順位 前週 タイトル アーティスト
1 2 Sofia Clairo
2 11 Lovesick Girls BLACKPINK
  3 3 Mood (feat. Iann dior) 24kGoldn
  4 1 Savage Love (Laxed - Silen Beat) Jawsh 685
5 32 Red Lipstick 赤頬思春期
  6 6 Holy feat. Chance The Rapper Justin Bieber
7 19 positions Ariana Grande
8 8 Bang! AJR
  9 4 Caramelo (Remix) Ozuna
10 14 Worth It beabadoobee
11 NEW 純情エビデンス モーニング娘。’20
  12 5 Break My Heart Dua Lipa
  13 7 Supalonely feat. Gus Dapperton BENEE
14 15 スローモーション 島倉りか (BEYOOOONDS)
15 21 CITRUS Da-iCE
16 26 Levitating (feat. DaBaby) Dua Lipa
  17 16 Hawai Maluma
18 18 悲しいくらいダイヤモンド 流線形/一十三十一
  19 10 Vida de Rico Camilo
  20 9 CITY 降幡愛
21 22 One Of Them Girls Lee Brice
  22 12 Watermelon Sugar Harry Styles
  23 13 Wonder Shawn Mendes
24 31 ily (i love you baby) (feat. Emilee) Surf Mesa
25 27 恋がはじまる GOOD BYE APRIL
26 NEW I CAN’T STOP ME TWICE
  27 17 グロテスク・ラブ アンニュイ・ホリデイ
28 33 Tick Tock (feat. 24kGoldn) / Clean Bandit & Mabel Clean Bandit
29 NEW Take You Dancing Jason Derulo
  30 20 Blinding Lights The Weeknd
31 NEW Dancing Cartoon 赤頬思春期
  32 23 都会ガール Lafzin
33 NEW Kool BENEE
34 NEW you broke me first Tate McRae
35 40 第六感 Reol
36 RE スマイル 森七菜
  37 37 Before You Go Lewis Capaldi
38 NEW LiSA
  39 28 Intensions (feat. Quavo) Justin Bieber
  40 38 エメラルド Back Number

 

YouTube(とSpotify)に可能な限りこれと同じ曲順になるプレイリストを作成しています。

www.youtube.com

 

Clairoとの出会いはBillboard Global 100にエントリーしてきたこと。非常に下位ではあったけれど数秒聴いてこれだ!とハマりました。なのでTikTokがどうこうというのは私には関係のないことでした。

beebadoobeeとの出会いはClairoの関連アーティストとしてYouTubeが紹介してきたから。

BENEEとの出会いはBS朝日ベストヒットUSAで紹介されていたビルボードのPop Songsチャート。これも数秒聴いて、きわめて日本のシティポップに近いテイストを感じてハマりました。

いくつかエントリーしているラテン曲もBillboard Global 100ができたことで出会えた曲たち。

BLACKPINK…というかK-POPそのものが本来は守備範囲外ですが、完全にシンディローパーのオマージュだった「Lovesick Girls」にはノックアウトされました。このアレンジはずるい。

赤頬思春期「Red Lipstick」はSpotifyのニューリリースに並んでいたのが発端なので、これもK-Popだという事前知識はまったくなし。ただ、意識してるのかどうかわかりませんが妙にカヒミカリィっぽいと感じて気にいりました。

 

こうしていくつか挙げてみましたが、本当にどんなルートで自分の耳に入ってくるかは千差万別。でも自分に刺さればどんな例外ケースでもなんでもエントリーしますということです。

音楽は自由なのです。

 

来週もこのランキングがポジティブに更新できますように。