マスゲーム化していくダンスフォーメーションや譜割りも話題の種ではあるけれど、それとは別に私はこのEDM路線が一体どこまで続くのか、そしてどこを目指しているのか、のほうが気になる。日本のメインストリーム音楽に容赦なく貪欲に、世界標準のEDMをハードコアテクノサウンドを融合させ、モーニング娘。というユニットを通してブッこんでくるつんく氏は紛れも無く、ヒット曲作家ではなく音楽職人なのだなと感じる。イントロ聴いただけで「はいはい、いつものアレね」と切り捨ててしまえる48グループ的な音楽とは一線を画している。