こちらも、存在すら知らなかったコラム(ということはアイドルファン向けではないコラムか)ですが、それ故に「今は某大所帯ユニットを礼賛しなければならない」的な縛りがなく、冷静な分析がなされているように感じるのは「花の絵」と同じ。
http://ameblo.jp/cheerup2009/theme-10038061199.html
「morning musume history review」
まさか今、モーニング娘にはまるとは思ってもいなかった。
もともとこのグループは、「アイドルっぽいナリをした妙な歌謡曲を歌うグループ」として出てきた、いわば色物的な存在だった。アイドルとはいえない年齢のメンバーがリーダーをやっていたり、12歳やそこらの少女が大人の恋を歌っていたり。
ただ可愛い女の子がニコニコしてるのとはちょっと違う、妙な存在だった。
2009年。
新メンバーは8期にまでなっており、もうすでに誰がいるのかわからない状態。
(中略)
そして、冷やかし半分にその頃出ていた最新のシングルを聞いてみた。
(中略)
アイドルグループという概念を逸脱した、独自の文化が作られていることに気づいたのだ。
「日本のアイドル」とも「海外直輸入の日本のアーティスト」とも「洋楽」とも違う文化。
洋楽直輸入ともJPOPとも違う、独自としかいいようのない文化。
「morning musume history review #2」
ここ数年、モーニング娘のファン層に変化が起きていると感じる。
筆者のように、「まさか今モーニング娘にはまるなんて」というような人たちが多く存在するのではないだろうか。たとえば、普段洋楽ばかり聞いているような音楽ファンが突然モーニング娘にはまる、という現象が起きていると感じる。
洋楽と一口に言っても様々だが、ある程度世界の色々な音楽を聞いてきて自分の意思で音楽を取捨選択できる人たちが、ふとしたきっかけでモーニング娘の面白さに気づくパターンが増えているように思う。
外国人になにが受けているのか、分からない。
しかし、自分の文化圏にない奇抜なエンターティメントとして面白がられていることは、間違いない。
そしてそれは日本人にとっても同じで、洋楽を聞くのと同じような感覚でモーニング娘を楽しんでいるのではないかと推測する。