開場時間ちょっと過ぎに現場に着くと、異常に一般人(出演者の親戚知人関係？)が多くてびっくりする。これはもしかして立ち見の可能性もあるの？と思ったけれど、入場者分の座席は確保されていたみたいで、ちょうど2連番で空いていた通路最前を確保*1。
司会のおねえさんもホリプロ大阪所属ということで、非常にホリプロ色が濃厚なイベントなんだろうなと思ってたのですが実際には特定の一社が突出していたということはなく、現場の仕切りをアップフロント関西の大下氏が行っているということもあり、関西の芸能系各社*2がそれぞれのノウハウ、アイデアを持ち寄ってアイドルイベントを立ち上げていこう、という姿勢を感じました。思えば、SI☆NAの定期公演「TANOSINA STAGE」で他社からのゲストをブッキングし始めたところから、もっと遡ればNHK大阪「あほやねん！すきやねん！」で複数事務所混成のアイドルユニットを作り始めたところから、今日のイベントの青写真は少しずつできていたのかもしれません。
SI☆NA(須磨愛)〜HOP CLUB(長島瑞穂)〜Ricotta Veil(小林美稀・伊藤綾美)〜もっキラーズ☆は「あほ！すき！」つながり、SI☆NA〜HOP CLUB(長島瑞穂・神定なお・おぎのかな)〜ミラマリア(滝口ミラ)〜ダブルウィングOSAKAは「TANOSINA STAGE」ゲストつながり。そして、ホリプロ大阪とヒューマンアカデミーはどうも業務提携しているようで、HOP CLUBやPixy Chicksのバックダンサーにヒューマンアカデミー学生ユニットのStarletが出演。他の出演アイドルについても、一般の目には触れていないところで同様のつながりが形成されていたのだと思われます。
他にSI☆NA色を感じた部分は、イベント途中の休憩時間や物販・握手会中のBGMがことごとく中山菜々在籍時のSI☆NAのアイドルカバーソングであったことや、イベントの一番最後に全出演者で歌った曲が「TANOSINA STAGE」で定番化しているLINDBERGの「every little thing every precious thing」だったことです。また、大取りがSI☆NAだったことはホリプロ大阪色の強さからすれば意外でした。ちなみにSI☆NAのセットリストは
1.さぁ、早速盛り上げていこか〜
2.鉄板ソング
3.Can We Go Back
4.フランキンセンス
SI☆NAのみ4曲披露。そしてハピスタ楽曲がついに地元大阪に逆輸入されました。
イベント全体の進行に関して一番気になったところは、一般人比率が非常に高かったことや座席があること、収録カメラがあることなど複数の要因が混ざり合って、「立っていいのか？ お客様自身のパフォーマンスはどの程度までやらかしていいのか？」がわからない雰囲気になっていてヲタがみんな「いい子ちゃん」になってしまい、大半の時間がまるで「芸能スクールの発表会」*3のような状態になってしまったこと。たぶん、本当はもっと熱いファンシーンの絵を撮りたかったのだろうと思うので、次回があるなら改善が必要ですね。
個別の収穫としては、「ダンスオペラ」から結成されたユニットJewel*4に久住小春激似のメンバーを発見したこと。早速そのことを現場にいたヲ知り合いに話したら「アレは絶対に小春にしか見えない」と全員に同意されるほどの激似。Jewelのオフィシャルサイトがないので画像が引用できないのが残念。
もし次回があるなら…？ プロ・アマ混在アイドルイベントを「アマ」側ではなく「プロ」側が立ち上げる動きは影響力が大きいので今後も育てていって欲しいですが、今日の出演者布陣だと「関西のアイドルシーンを盛り上げる」と言いながら、まだ本当の意味でのライブアイドルまでは取り込んでいない(そこが東京のTIF2010と違う)。そこは取り込まないでいくポリシーなのか、今後はそこまでも含めた大連立まで考えていくのか、非常に気になります。なぜなら早速、明日、NHK大阪のイベントにライブアイドルが多数ブッキングされているから。そこと「KANSAIアイドルGENKIフェスタ」がリンクすることは果たしてあるのか。
今日のライブイベントの映像は最短では8/26のNHK大阪「あほやねん！すきやねん！」で放送される模様。でもそれはもっキラーズ☆がメインの内容になるだろうし、関西テレビも絡んでいるのにそれだけで終わるとも考えにくい。箱を貸した関西テレビ側でも特別番組を放送してほしいな。
