Windows10で外付けHDDのファイルシステムが破壊される (Part4)

8/18更新分の続き。
RAWにされてしまったHDD-Aの内容のサルベージ結果をHDD-Bに取ろうとしたらHDD-BもRAWにされてしまい、HDD-AとHDD-Bの内容のサルベージ結果をHDD-Cに取ったら、HDD-CもRAWになってしまったので、HDD-Cの内容をRecuvaでサルベージした結果をHDD-Dに保存。ようやく、RAWになってしまう前にHDDの安全な取り外しまで完了できた。
HDD-A,B,CいずれもCrystal Disk Infoでは異常を検知せず。三台ともファイルシステムの論理障害のみが発生した模様。

RAWで認識されてもRecuvaでは一部フォルダ名(と論理障害の被害にあったごく一部のファイル)が取り戻せないだけでほぼすべてのファイルが無破損で取り出せる。ほんのわずかのことなんやろうけど、Windows10はすぐNTFSをRAWにしてしまうみたい。それは仕方がないのだろうけど、そもそも短時間に大量のファイル書き込みが発生してもファイルシステムがRAWにならないように処理してほしいんやけどなぁ。

もう大丈夫やろうなぁ? またマウントしたらRAWになってるなんてことはないよなぁ?

Windows10で外付けHDDのファイルシステムが破壊される (Part3)

今度はHDD-Bからのファイル救出…今年の夏休み全部、HDD復旧だけで潰された(T_T)。
HDD-Bについては、testdiskを使用して少しでも楽をできないかと思う。しかし、自動で認識するパーティション情報が間違えている。同一型番の別のHDDの有効なパーティション情報をバックアップし、それをもとに書き直す。しかし、ファイル一覧はtestdiskでは読みだせなかった。
リブート。パーティションテーブルを書き直したけれどHDD-BはRAWのまま。RAWなのにイベントビューアに記録されているログではNTFSだと認識できている。
Recuvaによるファイル復旧にトライするとほぼすべてのファイルがファイル名付き(一部のパス名は失われている)で救出できる可能性があったのでトライ。スキャンで6時間、ファイルコピーで10時間ぐらいかかって救出成功。…が、しかし。救出されるべきファイルが若干不足しているため調べると、エクスプローラの挙動がおかしくなって以降に操作したファイルやフォルダがすべて失われていることが判明。勝手にchkdskでスポットフィックスされたせいか? 勝手にchkdskされるの抑止できないのかなぁ? 便利かもしれないけど勝手にファイルを削除されるのが我慢できない。

こうして、Windows10に移行しなければ遭遇しなかったであろう、ファイル復旧エンドレス地獄が、今なお続いている。もう勘弁して…。

Windows10で外付けHDDのファイルシステムが破壊される (Part2)

HDD-Aからのファイル救出のためPhotorecを使用。安定版は7.0だけどスキャンの時間があまりにもかかりすぎるため、開発版の7.1-WIPをダウンロードして試しなおすと若干の高速化が見られた(?)。プラシボー効果かもしれないけれど。
ただし、mp4, flvファイルの救出はセクタ単位でフォーマットを認識できないものが多いのか断片化しすぎているからなのかわからないけれど、ほとんどできなかった。また、mp4は、ある程度のサイズで救出されたとしても、moov atomが欠損しているというだけの理由でまったく再生できない。mp4はファイル破損への耐性が非常に悪いフォーマットのよう。
tsファイルはセクタスキャンで次々救出されていくのだけれど、やはり断片化に起因する細切れのtsファイルが大量に発生してしまう。しかも、放送TSとM2TSとネット配信のTSの拡張子がすべて同じなのでごちゃまぜに救出されるのであとからの分類が非常に大変だった。

そのような苦労の末にようやくあらかたの救出を終えようとしたとき、今度は、その救出ファイルを格納する先のHDD(HDD-B)で、ファイルコピーが完了できない不具合が発生。エクスプローラがハングアップする。

リブートしたらHDD-Bもまた、ファイルシステムが破壊されていた。なんでやねん・・・(涙)

短時間に大量のファイルを作成したらファイルシステムが壊れるのでしょうか。NTFSファイルシステム、あまりにも貧弱すぎる。

Windows10で外付けHDDのファイルシステムが破壊される (Part1)

Windows10にアップグレードして以降、外付けHDDのファイルシステムが破壊される現象が頻発。事前に調べて知っていたのにもかかわらずどうして回避できなかったのか。
Windows10にアップグレードすると、頼みもしないのに「高速スタートアップ」が勝手に有効にされ、NTFSのバージョンも勝手に更新されてしまうことが原因だった(高速スタートアップを有効化する操作をしていないから大丈夫と思っていたのに!)。
そんなこととは思いもしないから、新品の外付けHDD 3TB(HDD-A)をUSB 3.0ポートに接続してNTFSフォーマット。フォルダをいくつか作成後にシャットダウンしてHDD-Aを取り外し、別のポートに付け替えて起動しなおしただけで先ほど作成したフォルダへのアクセスがロックされてしまう現象が発生。しかもしばらくすると勝手に該当のフォルダが削除されてしまう。
不審に思ったけれど自動でファイルシステムが復旧されたのでしばらく使用し続けたあとPCをリブート。すると、また、直前までにHDD-Aに追加作成したすべてのファイルにアクセスできなくなってしまっている。しかもHDD-Aを手動で取り外すこともできない(使用しているプロセスがあります、というダイアログが表示されるが、Process Explorerを使用しても該当するプロセスが見つからない)。この時点で「高速スタートアップ」の罠に気づき、無効化。そしてHDDが取り外せないのでしかたなく、「ディスク管理」ツールを使ってHDD-Aをオフラインにして取り外し、リブート。
このあとHDD-Aをマウントすると、NTFSパーティションを認識しなくなってしまった。高速スタートアップを無効にしたのに。Windows7との共用を一度もしていないHDDだったのに。

その後、いろいろ調べて、内蔵HDD・外付けHDDともにNTFSのバージョンをWindows7以前と互換性のあるLFS 1.1に固定化するようにしたけれど、いまだにリブートするたびにファイルシステムが破壊されるのではないかという不安は消えないまま。

Windows10インストール時の諸問題

前回の続きのまとめ。

  • 音が出ない問題: USBオーディオをつなぐUSBポートを変更したら解決したので何が原因だったのか不明なまま。オーディオコーデックがどうこうというのは関係なかった。
  • iTunes: iTunes購入楽曲のライセンスはそのままWindows10に引き継がれ問題なかった。

Windows10

ノートPC(2008年製)と自作の録画用デスクトップPCをそれぞれWindows10にアップグレード。無償アップグレードできるチャンスは、もうこの三連休しか残されていないので。

最初はノートPCから着手。元のOSがWindows Vista Businessだったので、Windows8発売当初に数千円で購入してひたすら寝かせ続けていたWindows8Proのインストーラを使ってまず、8へと更新(半日以上かかった)。そこからさらにWindows Updateをひたすら繰り返し(これも半日以上かかった)、最終的にWindows10へと移行。8に更新した時点でアプリはすべて消されてしまうので、環境はまったく維持できていないけれど、まぁ問題なし。

問題はデスクトップPC。こけるとテレビ録画ができなくなるリスクがあるのでずっと何もしないでいたけれど、多くの人柱のおかげでWindows10でもPT2が動作可能ということがわかったので「ダメならすぐWindows7Proに戻す」前提でアップグレード開始。
…と、早速大きな壁が。事前の環境チェックで「グラフィックボードGeForce 7600GSのためにWindows10にアップグレードできません」とはねられてしまった。検索するとこのボードは10年前のものでNVidiaがサポートを打ち切ってしまったと。ただし、Windows8まではドライバがあり、それで動かせている人がいることが判明。

それなら…とWindows7環境に、8対応ドライバを導入した状態でインストールを試みるが、どうしても同じエラーが出続けるので、Windows7から7600GSのドライバを削除してしまうことに。汎用ドライバに切り替えるとディスプレイの解像度が大幅に落ちてしまうけれど、Windows10のインストールは続行できるようになった。

Windows10のインストールはISOイメージを焼いたDVDから実行(更新チェックは「今は実行しない」でスキップ)。準備までで2時間くらい、再起動してからのインストール作業も2時間弱くらい。「こんにちは」の画面を見たのは今朝未明。(録画予約の途切れる深夜しか作業ができないので)

感動的だったのは、Windows10のデスクトップにログオンするやいなや、PT2での録画が再開してくれたこと。見た目、ほぼすべてのアプリが移行できているようでひとまず安心。

この状態で7600GSのWindows8対応ドライバをインストールすると、Windows10でも利用でき、ディスプレイ解像度を1920x1080に戻すことができた。

ただ、Windows7でスタートメニューに登録していたショートカットは引き継がれず、「すべてのアプリ」から現れる辞書順の選択肢から探しなおさないといけなくなった。

その他、発覚した/するかもしれない問題を列挙。

  • 音が出なくなった。DP965LTのマザーボードに搭載されているオーディオコーデックに汎用ドライバが適用されていて正常動作していないため。https://drivers.windows10download.com/w10-idt-high-definition-audio-driver-6-10-6504-0-for-windows-10-64-bit-zfwro/download.htmlからダウンロードしたドライバを手動インストールすれば解決するか?
  • Cortanaが邪魔かも…(笑)
  • iTunesで購入した曲のライセンスが再取得になるかもしれない(まだ試していない)
  • HDD増設などをしたらWindows10が再認証になって認証できるまで使えなくなるかもしれない
  • Windows7Proにダウングレードしようとしてもできなくなるかもしれない

なんといっても再認証問題が一番センシティブか。録画環境が破壊されてしまうからなぁ。

iPod代替 iSyncr

iSyncrで非iPodなプレーヤとiTunesの同期ができるけれど、リピート再生したはずの曲も同期されるときは再生回数1回としてカウントされてしまう。
1回でも再生した曲のリストだけを管理していて回数はカウントしていないのかな。