ヤンタンで初めてワンコーラス目までだけがオンエアされた。
あなた色+真昼の蜃気楼かなと思っていたけれど全然違った。「MI.DA.RA摩天楼」の方だった。
ここで、二言目に「やっぱり糞だった」と書くのがセオリーみたいになっているけれど、それは曲がどうこうと言う以前にネガティブな先入観に支配されてしまっている悲観論者の主張。ただ、悲観論者でない私にも「ミラクルが起きている」とまでの大風呂敷を広げることはまだできない。最初から積極的に歌謡曲に興味を持っている人には「おぉ!」と思ってもらえる程度のものはあると思う(今は歌謡曲自体が壊滅的だから娘。が攻めればすぐ目立つ)けれど、そこにアンテナを向けていない人に理由付けできるほどのものがあるかというと微妙(久住ネタ以外の理由がなさそう)。後者に属する人を最初からターゲットにしても仕方がないから最初は前者を狙うべきか。こういう曲調(フラメンコ調)だと被っている歌手がいないからラジオである程度頻繁にオンエアされればちょっと目立つことはできるかもしれない(サザンともたぶん被ってない)。ラジオ・有線に関しては「前向きに攻めてる、際立ってる」という印象を持ってもらえるかどうかが勝負の分かれ目か。
それにしても暗いな・・・。マンパ・大阪・じれったいと三曲連続で曲調が暗い。どうしてスカっと爽快な曲にしてくれないのか? 良曲貰ってるとされるBerryz工房でさえ呪縛・スッペ・なんちゅうと三曲連続で暗かったし。なんでなんだつんく♂さんよォ。
売れる曲=良い曲だと定義してしまうと、そもそも女性グループどころか女性ボーカル自体がシーンの主流になり得ない(好意的に受け入れてもらえる土壌がない)現状がある時点で右肩上がりは最初から不可能。娘。だけじゃなく島谷さんもhitomiさんもみんなが苦しんでる。6万越えた上戸の曲もドラマとセットでやっと市場が成立しているだけに見えるし。歌謡アイドル系はメディアにガンガン推されて初めて成立する世界だから、世論を変える力のある(数字を持っている)番組に何度も出られないなら、一発勝負で視聴者を打ち落とす以外にない。ビジュアル付きの番組出演でそれができるかどうかが二つ目の勝負の分かれ目。
結局、娘。はビジュアルがつかないと完全には評価できない。
げ、PVは大阪と同じコンセプトか・・・。