道標ない旅、夏のMaki、メランコリーの軌跡

30代の私にとっては、もうどんな曲か忘れてしまったミチシルベとかいう曲よりも「道標ない旅」のほうがぐっと胸にささるのだが、CD音源を安価で入手するのは難しかった。
そんな中、CDショップで「音盤社史1〜フォーク・ロック・ポップス編〜」なるオムニバス盤を発見(10/1に発売されたばかり)。これの15曲目に永井龍雲発見! 全38曲で2100円なら「買い」。ハロプロ関連ではフォークソングシリーズでカバーしてた「さなえちゃん」「真夜中のドア」も入ってる。
オリコンブログの伊藤悟氏が語っているようにオムニバス盤には「埋もれがちな一発ヒットをすくい上げる」という効能があるのだが、それはこの「音盤社史」にも当てはまる。あのねのねは「赤とんぼ」だけでいいし、FAIRCHILDはほぼ「探してるのにぃ」だけでいいし、加藤いづみも「好きになって、よかった」だけでいい。これはなかなかいいものを見つけたぞと満足。で、えーと、もともと何を買いに来たんだっけ?(苦笑)
何を買いに来たのかは本当は覚えているのだけれど、優先順位がすっかり変わってしまってオムニバスの棚を凝視していたらもう一枚餌を発見。それは「80'sメモリアルアイドル ファーストキッス」という3枚組53曲のアルバム。アイドルのデビュー曲ばかりが入ってるというもので、自分のストライクゾーンのコはほとんど入っていないのだけれど、当時、顔もキャラもろくに知らないままに楽曲推ししてた松永夏代子・浦川智子のCD音源を入手するレアな機会だと判断して飛びついた。
デジタル時代になっても一向に好きな曲がいつでも欲しいときに手に入るようにならない不自由さを知ってしまったせいで、「買える時に買わないと」が染み付いてしまったみたい。