関西ライブアイドルはどうして全国区になるのが難しいのか

↑の続きですが、関西組はオリコンウィークリー28位に入ったMary Angelとか、JK21とかが突出しているのを除いて、なかなかその下が続いているような実感がありません。いい子はいっぱいいるし、ファンのみなさんが推しの子を上へ上へと押し上げようとされているのはよく知っているのですが、それだけではどうしてもオリコンに入るほどの動きにはならないのでしょうか。

もっというと、ファンが頑張って打ち上げ花火をあげようとしても、プロデュースする側が、プロデュースしてる子をメジャーにあげていくためにはどうしたらいいのかという戦略を持っていないと本当にメジャーにしてあげることは難しいでしょう。

東京から観たら大阪も地方にすぎないので、地方を下に見るわけではないですが、明らかにアイドルファンの人口の多い関西のライブアイドルが、どうして愛媛のひめキュンフルーツ缶にいとも簡単に負けてしまうのか。ひめキュンはすでに「アウェー」の神戸で動員200人規模のワンマンライブ(ゲストなしのガチワンマン)を成功させてます。次は大阪でもあるはずです。

関西で、ゲストなしのガチのワンマンライブをアウェーで開催して200人集められるライブアイドル、いてるのでしょうか。NMBがいるからなかなか固定客が増えない、とかは単なる言い訳。

ワンマン2時間やれるだけのオリジナル曲を持たないと駄目ですし(カバーは論外)、2時間サイズでのライブ構成ができるだけのネタ力、トーク力も磨かないといけないし、2時間以上ステージに立ち続けられる体力づくりもしないといけない。週末ずっとどこかしらのオムニバスライブに参加して高々20分のライブを2〜3本こなす感じ…のスケジュールを組んでいると、それが悪いとは言えないけれども、なかなかワンマン開催にステップアップするのは難しそう。全国区とかはもっと難しそう。

余所見てると、オムニバスライブでたたき上げていつかはワンマン〜っていうやり方とは真逆で、初めから他の周りのアイドルに頼らずにワンマンでやれるような基礎(オリジナル曲、ボイトレ、ダンスレッスン…)を独自に身に着けられる環境があるうえで、ファンを増やすためにオムニバスライブにも顔出しますよっていうやり方でないと、ステップアップは難しいのかなという気がする。

オムニバスライブはアイドルデビューできる敷居は下げるけれどもそこからのステップアップは極めて難しい。ステップアップしたい子はオムニバスライブだけに頼ってはいけない。

うーん、なんかうまいやりかたってないんですかねぇ。