今更のWindows7Pro導入顛末記

Windows8の優待販売期限が今月末ということでいろいろ悩んだのだけど、優待販売されるのはアップグレード版のみでDSP版は今買っても2月以降に買っても値段は変わらないことから、定評もあり安定しているWindows7を今は買っておく事にした(1/19)。そのうえでWindows8のダウンロード版を安価にゲットしておいて時期が来るまで凍結させておくのはありかなと。
また、後で気づいたことだけど、Windows8にはライセンス認証までの猶予期間がない(必ず即時認証しなければならない)ので、インストールしました環境構築できませんでした…になると悲惨なことになったかもしれなかった。

問題は、Windows7Proで64bit版に移行したこと。Win7の32bit版がHome,Proとも売り切れ(Win8の32bitは在庫ありだった)だったのと、今後の拡張を考えたら64bitにしておくべきだろうなということが理由。しかしこれがハマリ道の元凶に。
この際、M/BとCPUとメモリも一気に交換してしまうというのも検討はしたものの、PCケースが1台しかないのでM/Bを挿げ替えて、環境構築できませんでしたとなると元通りにするのがかなり大変になるので、システムドライブ用のHDDのみを交換しBIOS設定でXP,7を切り替えるのがもっとも低リスクだろうと判断。今のハマり道を思うとこれはとても正しかった。

まずD端子録画(実際には録画で使用することはなくプレビューのみ)用のPV4が動作せずに「PV4が見つかりません」と怒られる事案が発生。XPでは動作しているので物理構成には問題なし。原因はPV4フラッシュメモリ内のミドルウェアが古すぎたため。XPからのアップデートで解決。もしM/B丸ごと交換なんてしてたらこれだけで膨大な解決コストが発生して発狂してるところだった。くわばら。

そして先述した通り、今メインで運用している環境が希少なWindowsXPPro SP3(32bit)なので、同じインストーラをそのまま64bit版に持っていけないケースが多発。具体的にはデジタル放送録画用のPT1回りで発生。本当はXP用と7用で同じEpgTimerをファイルパスも一致させて兼用したかったのだけどバイナリが違うということであきらめ。そして予約録画できるところまでの環境は構築できたのだが…B-CASカードが使えない事案が発生。たぶんアレ用のDLLがx64用になってないからっぽい。しかし、x64用はもしかしたらもう手に入らないのでは…。どうしよう。昔のHDDをあさって人柱版9.46のzipが見つかればいいけれど。これは本当に困った。これのためにXPから移行できないとかなると悲しすぎる。
この件については、もし、PT1関連のアプリ/DLLをランタイムも含めてにすべてx86版のバイナリで固めることができたら解決するのかも。試してみよう。メモリ使用効率は悪くなるけど、それよりもB-CASが使えないほうが圧倒的に困るので。
http://frmmpgit.blog.fc2.com/blog-entry-13.htmlを見る限り、x86バイナリ統一という方法は有効なはず。それならXP,7間でも同一フォルダを参照できるようになるはず。


firefoxの環境移行にも少しハマった。
http://keisuke-afiri.com/new-pc-win7/firefox.htmlの記述を参考にしたのだけど、

XPのfirefox環境は下記フォルダにあります。
 C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Application Data\Mozilla\Firefox

のところを
 C:\Documents and Settings\[ユーザー名]\Local Settings\Application Data\Mozilla\Firefox
と読み間違えた結果ブックマークが移行されず、ハマった。

iTunes, thunderbirdはインストールだけしてまだ動作確認はしていない。特に、iTunesx86→x64の際にライブラリ再構築が発生してしまわないかどうかがとても不安。再構築されてしまうとXP,7の同時運用(当面そうせざるを得ないので)ができなくなってしまうので。

その他、ライセンス上XP,7に同時インストールできないという理由でぎりぎりまで7環境へのインストールができないソフトがいくつか。特にリモートデスクトップ系。これは7環境をメイン運用にしてもまったく問題ないというところまで確信を得ないと導入できない。もっといえば、それまでの間は、出社中には必ずXP環境が動作しているように運用しなければならない。