フジテレビがハロプロシャッフルユニットとハロプロコンをプロデュースしちゃった・・・本当にこれはテレビサイズの裏ハロコンと称してもいいくらいではないか?(実際、衣装は去年のハロコンのものを使っているし、このセットリストで普通に興行として成立しそう) とにかくものすごい大作を作っていただいたなと、フジテレビさんにはひたすら感謝するほかない。(それだけに最後の最後で入った気象警報が悔やまれる。気象警報空気嫁や・・・ったく(T_T)。)
まず、メンバーがシャッフルされているからモーニング娘。のメンバーもちゃんとひとりずつ名前テロップが出てくるのがいい。そして曲目と歌うメンバーの人選が絶妙(歌謡曲ヲタ的なサブカル「めせん」でも楽しめそう)。例えば「少女A」を少女R(田中れいな)と少女M(藤本美貴)の二大ヤンキーキャラに歌わせ(声があまり出てなかったけど)、「セーラー服を脱がさないで」のソロパートには昭和ヂカラを発揮させると右に出る者はいないガキさんをチョイス、さらに同年齢つながりで亀ちゃんを起用。曲の一部分とはいえテレビで「新亀」コンビが見られるなんて! さらに言えばガキさん亀ちゃんのソロ歌唱自体がテレビ初公開じゃないかな・・・。それにしても亀ちゃん他娘。メンバーに「エッチをしたいけど」と何度も歌わせるなんて・・・刺激的(もっとも本当にエッチをしてしまう(?)と矢口のようになるのだが(毒))。「センチメンタルジャーニー」のご本人登場のバックダンサーにはなちのの、「夏のお嬢さん」のご本人登場のバックダンサーはレインボーピンクがあああ!(もちろんレインボーピンクの衣装で)
「なんてったってアイドル」に石川を、「大スキ!」に吉澤を起用してくるあたりもハロプロメンバーの特性を知り尽くしてる感あり。
極めつけは菊池桃子の「卒業」をモーニング娘。で、しかも紺野小川メインで歌わせるという心憎い演出までもあり。 最初にセットリストだけが公表されたときには1曲あたりの時間が短すぎて不満な出来になっているのではないかと愚痴る声が多かったのだが全然そんなことはなかった。ひとつだけ苦情を言わせていただけるなら「恋する夏の日」のキーが低すぎる。原曲のキーは辻ちゃんには出せないんだったっけ?(追記:キーが低いのは辻ちゃんと一緒に歌っている紺ちゃんのせいみたいでした。)
セレクトされた楽曲のリアルタイムを知らない10代のハロプロファンには、各曲にどういう印象を持ったのか(古臭い or 今でも普通に通用する)が知りたいところだが、とにかく時代を超えるパワーを持ったアイドル界の名曲をあてがわれたときのハロプロメンバーの輝き方は尋常じゃなかった。これは逆に、今のつんく作品ではハロプロメンバーを生かしきれてないということを示しているのかもしれない。そして狙ったかのように次週予告に「恋☆カナ」を作曲した織田哲郎の姿が。というか次週予告までも含めてこれがこの「ミュージックフェア21」に隠されたフジテレビからつんくへのメッセージだったりして。
地デジのアナログスルーでのキャプチャはしてあるけれど、これはD-VHSではなくBlu-rayに保存したいコンテンツだ。早く来い来い!BD録画機よ。またステレオ音源自体にも生歌ゆえ価値がある(生歌であるがゆえに粗も多いのだが)のでiPodに入れるのも十分にあり。