UTADA UNITED 2006@大阪城ホール

見てきました・・・が、いろいろあったため20分近くも遅刻。
寄り道しないで大阪城ホールに直行していれば余裕で間に合ってたのだが・・・平日コンはきついっす。席はスタンドだったけれどかなりステージに近くて良く見えた。いつもと違って(苦笑)視界をさえぎるようなものを持っている人がまったくいないので、座ったままでもちゃんとステージが見えた。まわりが女性ばっかりだったのは馴れてないので戸惑ってしまった。あぁ、これが女性かぁ・・・ってこれはさすがに言いすぎだけど。

寄り道しなければならなかった理由がまた馬鹿でして・・・徳島すっぴんクラブにDVD代金を振り込む期日が今日だった&リボンの騎士サントラCDなどのフラゲ関係。CDフラゲをあきらめるだけでも結果はだいぶ変わってきたはずだが、明日から怒涛の残業になるだろうなと予想されるため、今日買わないと予約ブツの拘留期限までにブツを回収できない可能性が高かったもので。
それでも普通ならなんとかギリギリでも開演には間に合ったはずなのだが・・・天神祭と被ってるとか! 大阪駅入場制限とかとか(T_T)。おかげで大阪駅大阪城公園が普通なら10分ですむところが30分以上もかかってしまい、完全に遅刻。それにしても人大杉!!

ここは宇多田ファンサイトという体では運営していないので、枕を長めに書いたら普通にネタバレもしてしまおう。日本語曲はほぼシングル中心にセレクトされていた模様。到着して以降では歌っていなかったのでカップヌードルの曲はたぶん1曲目に披露されてしまったのか。途中にUtada名義での英語曲が3曲ほど。そのあとチェロ伴奏のみで2曲(Be My Last,あなたの願いがかなうころ)。ステージ後方に電飾を使ったスクリーンが設置されていて、曲にあわせたイメージ映像が流れるのだがかなり前衛的(理解しがたい芸術作品を見たみたいな)。これってもしかして映画キャシャーンでおなじみの旦那さんの作品? MCは「ぐだぐだMCで有名なんだよ、でもいいんだ、歌手だから歌で勝負すればいいじゃん!」とか「大阪の湿気と熱気と汗が好き、カビ好きとしてはたまらない。私バイキンみたいだね。(バイキーン!)バイキン言うなー」とか。

ただ・・・これ、非常に書きにくいのだけど、宇多田って声量は実に素晴らしいのだけど生だとかなり音を外すみたいで。アップテンポだと目立たないけどバラードはかなりひどい(本来の音よりもかなり♭してしまう)。それがいったん気になってしまうとちゃんと歌に入りこめなかったこともあった。

個人的に聞けて良かったのは「Can You Keep A Secret?」「Keep Tryin'」「Automatic」あたり。「Keep Tryin'」は最後に「お父さんお母さんお兄さん・・・」ってハピサマ・ラブマみたいな歌詞が続くのだけど、歌詞にあわせてスクリーンにお父さん客、お母さん客をひとりずつ晒していく趣向が面白かった。

デビュー初ツアー以来6年振りの生宇多田だったのだが、「やっぱり天才は違うなー」というのと「これが売れてるアーティストさんのライブか」という二つの感想を持った。宇多田ヒカルってかなりマニアックで時にオタク寄りな思考の持ち主だと思うし、どの作品もかなり凝っているのだけれど、それを難しいと思わせずに一般に浸透させてしまうパワーは素晴らしい。お客さんもスタンディングして曲に合わせて手拍子するだけで大満足して帰っていく普通の人ばかり。「いつものライブ」と比べてしまったら本当に盛り上がってるのかぁ?って思ってしまいそうになるけれど、これが普通なんですよね。グッズ売り場も空いてるし(歌を聴きに来てるのであってグッズが目当てではないから)パンフレットも安い(1500円)し。