ファンコラ!神戸場所にて「フランキンセンスΨ」初披露

SI☆NAの出演箇所はオープニングムービーが終わりまこと&吉澤ひとみが「開会宣言」をしてすぐ。ライブ本編内ではありますが、実質オープニングアクトと変わりません、でもまぁそれはそうでしょう。
最初に軽く自己紹介をしたあとに問題の、SI☆NAのファンでさえ一度も耳にしたことのないオリジナル曲が初披露されたわけですが…第一印象は「なんだこれ?」でした。だって歌い出しがいきなり謎の呪文ですよ、メジラ〜メジラ〜メジメジメジラ〜みたいな。歌詞スーパーもスクリーンに出してもらってるんですが、ぽかーんとするしかありませんでした。
本邦初公開される新曲に異物感を感じるのは過去の幾多の例をあげるまでもなく仕方のないこと。ただね…、最初の曲・名刺がわりになる曲・今回のハロコンでしかSI☆NAに触れる機会のない客層向けに披露する曲としてはあまりにマニアック過ぎなかったかとは思います。SI☆NAの直後がスマイレージの、一回聴いたらすぐ覚えられる「○○ がんばらなくてもええねんで」ですからね。あまりにギャップが大きすぎます。SI☆NAよりもスマイレージのほうが大阪っぽいと言われたらSI☆NAの存在意義が薄れてしまいます。
曲そのものは悪くないです。何度か触れる機会があればなじんでくると思います。ジャンルは洋楽アーティスト「リアーナ」の歌っているようなダンスミュージック、ハローで敢えて形容するなら「太陽とシスコムーンなら歌っていても違和感がない曲」でしょうか。残念ながら「メロン記念日」ではありませんでした。メロン記念日風だったら今日の客層にもわかりやすかったのですが。「太陽とシスコムーン」はハロプロの中では最もマニアック志向でしたし。それだけ本気だということでもありますけど。

繰り返しになりますが、旧エルダークラブが持っていたマニアックさを排除して分かりやすいアイドルポップスが中心の「モベキマス」に純化してしまった今のハロコンの客層にこのような異物が受け入れられるか、おもしろがってもらえるか、とても興味があります。「あーこれは駄目だ」って脊髄反射的に思ってしまう人ばかりではつまらない。でも実際そうなんだろうな、というのが今日現場で感じた実感です。

その前に冬のハロコンに引き続き出演できるのかどうかもわかりませんけど。

SI☆NAは出演者全員集合して挨拶する際に再び登場。しかし、ラスト曲の「元気ピカッピカッ! 」では居場所がないので退場。そもそもレッスンしてないだろうし、3人増えただけで全員のフォーメーションを神戸場所専用に直さないといけなくなるので、退場するのは想定内でしたが、なんかもやもやが頭に残ってしまいました。