今日こそ夏ハロコンの感想を。
超長文で申し訳。ネタバレなので隠しておきます。
初っ端から全員変装して登場。ごっちん何処?なっちドコ?めぐは?あいりたんは?と必死に探すうちに一気に気持ちが高まる、目も廻る。でも実際には見回してる余裕なんてなくて近くに来たメンバーを識別するのでせいいっぱい。
全員で「恋のテレフォンGOAL」を歌いだしたところで、「あぁ、また全員カラオケ大会か」と凹みかけるものの、目の前に小春ちゃんを発見したので、小春ちゃんに集中。デビュー公演の初演目からいきなり客席にせり出した花道での個人ダンスという、誰にも頼れない状況に置かれていた小春ちゃんだったけれど、堂々とした身のこなし、左右のメンバーを真似た客煽りに「やっぱコイツはただの田舎者じゃないな」と感心させられた。
メンバー紹介で矢口登場・・・あれ、サイ下げ着席!制裁発動!とか息巻いてた奴らはドコに行ったの? 東スポにまで取り上げられた「矢口バッシング」は口先だけで一切発動せず。矢口が謝罪というほどでもない軽い挨拶をしただけでみんな拍手で迎えてしまっている。でも、「はなまるカフェ」でも言っていた通り今回の矢口は司会に徹するということで、「許すから、歌ってもいいから!」という一部の声は聞き届けられることはなかった。
メンバー紹介の後は、冬ハロコンとは違いいつも通り、各メンの持ち歌披露&雛壇応援というスタイルでライブは進行。Berryz工房は例によって口パク? でも、いないはずの菅谷の声が聴こえたという怪奇現象は確認できなかった。美勇伝の新曲は大人っぽい地味なバラード。でも振り付けはエロい。続くなっちも復帰後初の優しいバラード。セクシーオトナジャンもバラード。めーぐるの背中がエロい(でも雅はエロくない)。夜公演の雅ちゃんはこの曲でちょっと掠れ声になっていたけれど、生歌の証拠なので何の問題もなし。続くシャッフルROMANSではおっぱいちゃんを取り揃える露骨な人選、そしてなぜかこんこんがメインパートを任されていたことにうならされる。しかもちゃんと歌えていた。こんこんは確実に成長してる。
この後のMCで、中澤・飯田が矢口に対して娘。ファンの率直な思いをズバッと言ってくれた。すぐにまことさんが「まぁまぁまぁ」と割り込んできてしまったけれど(中澤発言も含めてすべてが台本進行だったのかもしれないけれど)、ここはあえて矢口が本当に悪いと思っているのかどうか、態度で示してくれるところまで頑張って引き出して欲しかった。ライブの雰囲気が悪くなるから無理なのはわかってるんだけど、会場がここで矢口に一歩踏み込んだ何かを期待する方向に向かいかけたのは間違いなかった。矢口を許してあげるきっかけを探していた・・・でもその機会は与えられなかった。でも、そんな矢口とは無関係に舞波が思いがけなくかわいかった。
MC明けの「スッペシャル・ジェネレ〜ション」は亀井ワールドと本公演での小春ちゃんの初ソロパートが見どころ・聴きどころ。そして続くプリプリピンクで本公演の一つ目の山場を迎える。まさかフルコーラスやるとは思わなかったけど。ここは、PVそのままに子供っぽくはしゃぐケメちゃんが見どころ。
W「愛の意味を教えて!」は、愛理が出てきた瞬間、愛理にフォーカスイン!(出番少ない分必死で申し訳) 「たこやき何をかけますか?」の後にきっちりアドリブを入れてくるWの芸人魂に感動。
続いては後藤真希の最新バラード。本当に今回のハロコンはバラードが多い(耳で楽しめる要素が多い)。「KANってほんまいい曲書くなぁ」「この曲は好き」という声が近くから聞こえてきてとても嬉しかった。そしてごっちんワールドは一転して激しいダンスチューンに突入。ごっちんは当然だが、ここはバックで髪を振り乱しながら踊るめーぐるにも注目。横蜃PV以来、ごっちんめーぐるを勝手に師弟関係として妄想している一人として、このダンス共演は非常に見ごたえがあった。DVDが待ち遠しい。
ここでごっちんワールドの余韻を消さないように、まさかのドラムの生演奏が始まる。これはもしやもしや、もしやもしやにもしやもしやに?(違) そう、まこと氏の登場。まこと氏がドラムで登場するのはハロコンでは前例が既にあったはずだが、やっぱりカッコいい。全編生演奏にはできないまでも、こういうワンポイントが入るだけでライブの印象ががらりと変わってしまう。
この「カッチョイイゼ!JAPAN」では大量のメンバーが登場するため誰がいたか覚え切れなかったのだが、人数の多さに油断して愛理パートを見逃してしまったのが悔しい(熊さんを見てるうちに愛理パートが終わってしまった)。しかも昼夜とも! 本公演唯一の貴重な愛理ソロだったのに・・・これもDVDでちゃんと補完しなければ。
さらに畳み掛けるようにメロン記念日は「エロス」ではなく超定番の「This is 運命」で登場。出演者全員(司会除く)で大乱舞。ここはエロスでなくて大正解だった。ここが本公演二つ目の山場。この後のMCで、岡井千聖・萩原舞のキッズ最年少からまこと氏へのメッセージが送られるのだが、「ヴァイヴス」だの「存じ上げておりましたが」だの、あからさまにカンペ丸読みなのはご愛嬌。ていうか、前に堂々とカンペ持って立ってるスタッフがいたし。
続いて「悔し涙ぽろり」を小川麻琴が歌うと知らされた瞬間の会場のざわめき(笑)。みんな麻琴を色眼鏡で見すぎ。イロモノ担当なのは事実だけど、キメるところはちゃんとキメてくるのが今の小川。そしてどうやら、冬ハロ(亀井・紺野)〜ヒット満開(高橋・新垣)〜夏ハロ(小川)を通じてゴロッキーズにソロを歌わせる企画が続いているみたい。ということは、バリバリ教室あたりでは田中っち、そして禁断の重さんソロもあるかも!
エレジーズ、「ずっと好きでいいですか」に続いて「ね〜ぇ?」ではバックダンサーの℃-uteが見どころ(少ない出番に必死で重ね重ね申し訳、あやや無視とかじゃないです)。めーぐるに関して言えば、セクシーオトナジャンでのソロパートは当然として、「抱いてよPGO」「This is 運命」などでの激しいダンス、そして「ね〜ぇ?」でのコミカルなダンスを押さえておけば完璧。
そして本公演最大の目玉、プリプリピンク以上の目玉がここで登場。卒メンだらけのモーニング娘。大会! 週プレのごっちんインタビューで仄めかしていたのは事実だったのか。しかも歌は「LOVEマシーン」! ディア〜とかディスコ!とかが全部オリジナル歌唱のメンバーで復活。これが盛り上がらないわけがない。でも、矢口ファンは必死に矢口を探したかもしれないけど、もちろんいません。それがけじめ。ご愁傷様。
そして卒娘。からバトンを受けて、いよいよモーニング娘。の時間が到来。「早く逢いたい(久住)」「今すぐ、貴方に逢いたい(亀井)」のウィスパーなセリフから新曲「色っぽい じれったい」が始まった! サイリウムはほとんど動かず。必死にステージを凝視する客席の緊迫感。これが新生モーニング娘。か、これが小春ちゃんか、と確かめるように。でも、どうしても失笑がこぼれてしまう・・・小春ちゃん、最初から完璧なんて無理だから、これからバリバリ頑張れ! ていうか小春ちゃんだけじゃなくてこんこん・重さんもだけど(汗)。成長のあとは認められるけれどまだまだ、まだまだ!
余談だが、「夏光」「ハピサマ」「大阪」とずっと、小春ちゃんと教育係の立ち位置が近かった。当然といえば当然か。
モーニング娘。が終わると「Magic of Love」で再びなっち・裕ちゃんから順にメンバーが登場。もともと名曲なのだが、ワンフォーアール同様の演出とあいまって、ラストの稲葉のフェイクに至るまですごく高揚感を感じられた。しかもこのあとが「やる気!IT'S EASY」のイントロ。盛り上がらない訳がない。しかも続いてGGKV。目線の正面にごっちんが! そして最後のサビでは下手サブステージに後浦なつみ&めーぐるが結集。ハロプロ最強の布陣の中に唯一キッズからめーぐるが抜擢されていることの意味(感涙)。全体的に上手寄りの座席が勝ち組だったような印象があるけれど、最後の"のちうらなつめぐ"に救われた。
そしてステージはワンフォーアールで大団円。アンコールはなしおちゃんでした。
各ユニット/ソロが出てくるとちゃんとそのユニット/ソロのワールドが一瞬にして形成されるし、盛り上がるところばかりにならず、キッズ一辺倒にもならず、カラオケ大会にもならず、聞かせるバラードもふんだんに織り込まれ、オールドファンへのサービスも忘れない、近年のハロコンの中では最高の内容だった。まことがうざくなかったのもポイントが高い。
これから見る方はネタバレ回避されていると思われるが、あえてネタバレされている方は、現場を本当に心待ちにしていて欲しい。