夜は下界に下りることができた(Bh列の上手)。やっぱり近くでないと歌っているときの表情がわからない、逆に表情がわかるとよりライブが楽しめる。特に今回は、舞台セットが動くといった仕掛けもライブ全体を貫く演出もなく、「One Vision」もなく、シンプルにじっくりと歌を聴かせる演出になっていてバラードも多く披露されるので、「遠いと損だな」と痛感した。単純に「モニター画面設置しろ！」ってことなのかもしれないが。
私自身そうであったように、ごっちん紺に飢えたファンに取っては「圧倒的な迫力にねじ伏せられたい」という妄想が極限に達していた。だからバラードが多くなった今回のセットリストでは不完全燃焼になってしまうファンが続出するかもしれない。私は早々と「去年までの紺とは違う」と察したので今年のごっちん紺の楽しみ方を「大人になったごっちんの表情豊かな歌唱」に見出したのだが、これからこの公演をごらんになる方もあらかじめそういう心積もりをしておいたほうがいいと思う。あと今日の初演では歌いこみが足りないのか「あれ？ごっちんもっと歌えるはずなのに」と感じたところがいくつかあったけれど、終盤ではきっと修正してくると期待したい。
「抱いてよ！PLEASE GO ON」は相変わらずキー外しまくりだった。夜公演ではワンコーラス目のピッチがすべて上にずれっぱなしだった。いつも歌う定番曲なのに外し続けてるのだから根本的な対策をしないといけないと思うのだけれど、この様子だと何もしてなさそう。デビュー何年目であろうとするべき練習はしないと。
さて、夜公演といえば青サイリウム企画。結論から言うと今回も成功。ハッピーバースデー合唱も成功し、ごっちんの「幸福(シンフー)」のひとつに無事加わった。「昨日今日と幸せすぎて怖い」なんて言ってた。
ステージ上にケーキが登場することはなかったけれど、昨日前ノリで大阪に来たあとの夕食でケーキのお祝いは既にされていたとのことだった。あとワインも・・・・。ん？ 昨日はまだ「19歳」じゃないか？ ワインも飲めるって・・・ヤバイヤバイ。私は何も聞かなかった！私は何も知りませんよー！(滝汗)
開演が20分以上押したため、本編終了時点で既に21時を過ぎていた。終演は21:20ごろ。
ところで、若干ネタバレになってしまうのだが、ライブ途中に稲葉貴子のごっちんライブ観察日記というコーナーがある。あっちゅんがホームページを作ってごっちんのライブのレポートをするというシチュエーションが設定されているのだが、実際にハロプロ公式・ポケモーにその記事を(ライブ期間中)掲載するとのこと。
で、記事に載せるためのライブに来た人にしかわからないキーワードをあっちゅんが募るのだが、なんと飛び出した言葉がこともあろうに「OPD」。誰だよこんなキーワード出したの(爆笑)。しかも悪ノリして「ＯＰＤ！」コールまで自然発生。でもコールしてる連中がみな「ＯＰＤ」がなんたるかを熟知しているとは思えず。これを言うとあっちゅんが喜ぶなぞの呪文とでも認識されているのだろうか？ いずれにせよ、解散してからもう9年になるマイナーグループの呼称が突然、トップアイドルのライブの最中に連呼されたことにびっくり。しかもこれがハロプロ公式に堂々と記載される(予定)のだからさらにびっくり。いっそのこと、版権をzetimaが買い取って「これが稲葉貴子の原点だ！」とかいう触れ込みで復刻したら意外と売れてしまうかも。
今日がDVD収録日だったら、ごっちんを祝う青サイリウムとともに謎のキーワード「OPD」もパッケージに記録されるという奇跡が起きたのだが、残念ながら違った。やっぱり収録はよほどの理由がない限り都内の公演で行われるみたい。ただ、今回のセットリストは上にも書いたように歌いこみが必要なので、誕生日といったイベントは重視せず、最終近い公演で収録するのが商品作りとしては正解だと思う。
