ハロプロにはもうAKB48の背中すら見えなくなった

久しぶりに毒モードにしてみた。
今日のMステのランキングVTR。1週目でやっと9位のBerryz工房に対して2週目も6位のAKB48。すべての知識をテレビにべったり依存する一般人はこれを見てどう思うか。あと、なぜかレコチョクのサキドリ曲紹介にまのえりハロプロのって紹介されなくて良かったなぁ。

最新の木曜日付オリコンデイリーでは早くもAKB>Berryz工房と逆転されてる。週末に大規模握手会で6000枚売りさばくらしいので、ウィークリーでも逆転される可能性が。そもそも今回のBerryz工房の新曲については本日時点でテレビ出演の予定無し。

例によってオリコンオリコン以外の調査会社ではAKBの売上推定枚数がまったく異なる*1のだが、その違いをどうこう議論するのは一部の好事家だけで、世間的にはオリコンがルールブックなのでオリコン対策さえしておけばよい(オリコン側が劇場盤の自己申告枚数をそのまま加算してくださる以上、外野がどれだけ騒ごうと違法行為ではない)。

さらにAKBは配信系でも強い。ハロプロが(ヘキサゴン系はハロプロではない)最下位への滑り込みすらできない着うたランキングでAKBは一桁順位を獲得。アップフロント着信が加算されていないのでは?とかDohhh UP!で無料で手に入るからでは?などとは一般人は考えない。このように、奇麗事にとらわれずなりふり構わず、一般人(とりわけ現役中高生)の目に触れるところで徹底的にいい成績をアピールすることを戦略の根底に持ち、実際に中高生にリーチすることで結果を出しているAKB陣営の手口は、商業的に非常に理にかなっている気がする。「スパカン」のような電リク主体のチャートが強いのもAKBが中高生を掴んでいるからだろうし。

アップフロントが現在一般向けにそこそこ(つんく切りをしていることと女優活動が先行していることくらいだけど)頑張っているのは、唯一真野恵里菜だけ。でも全然足りない。AKBのダーティーな手口については真似する必要はないが、そのくらい必死で中高生ファン獲得に動かなければ、市場をすべてAKBに吸い上げられてしまう、という意識を持つことが必要ではないかと思う。


あぁ、まだ書き足りないことがあった。
アップフロントさんが何らかの目的で特定の楽曲の一般人気を演出したいと思った時に、有線リクエストに「気を入れる(?)」ことがあるのだけど、間違ってはいないものの、その手法は大人の発想であって、現役中高生の視点にはなってない。なぜなら、中高生はケータイで音楽を聴くので有線は耳に入っていない可能性があるため。
それと、先週末席であれAKBがMステに出演できたのは、前作が着うた系で結構売れたからだと思われる。あの番組の中には何故レコチョクiTunes Storeのランキング紹介があるのかを考える必要がある。出演者を選考する際、CD売上げよりも着うたの売上げを重視している可能性がある。プラス、女子高生人気。AKBはJKに人気がある(ハローの現場にも女ヲタはいるが、JKはAKB現場の方が圧倒的に多い)。

テレビ番組の多くはほぼ女性のためだけに存在している。アップフロントさんは「結構売れてたのに」とか言う前に、何故テレビに出られないのかを考えるべき。

ただ、そんな趨勢の中にあっても、ベクトルが男性向きの女性アイドルをせっせと輩出してくださるアップフロントさんは本当に嫌いではないとゆいたいです

*1:今回もオリコンサウンドスキャンの推定売上枚数比が10:3近いらしい。これほどまでに異常なズレが生じているのは唯一AKBのみ。