UFAの見通しは甘すぎる?

来月、ハロプロエッグ初公演が行われる。それに伴いこれまで秘匿され続けていたエッグメンバーのプロフィールが、公演特設サイトでようやく公表された。それと同時に、ハロプロでは異例のことだがセットリストも事前公開されている。タレント養成所の発表会のような趣。
でも…予想通り、ポッシボーを除いてすべてお下がりの古着。「新しい子には新しい衣装が必要」だと思うのだが、そこまで望むのは無理なのか。古着を着せられた新人公演で、「ハロプロの新風」をアピールすることはどの程度可能なのか?
私がここにこだわるのは既にAKB48が立ち上がっているから。AKB48は公演バージョンが変わるとセットリストがほぼ全曲新曲に入れ替わってしまうシステムになっているようで、「新風」をより感じやすい。エッグ公演を見に行くほどの先鋭的なファンが求めているのは「新風」であり、エッグに既に推しメンがいる少数のヲタを除けば、そもそも乗り換え先がエッグでなければならない必然性が希薄である可能性が高い。もっとはっきり言えば、それがAKB48であってもかまわないと考えている可能性が高い。しかもAKB48のシアター公演は、ビデオで見た限りでも完成度が高い。エッグ新人公演のレベルが低ければ、「やっぱりAKB48にしよう」ということになりかねない。それでなくてもAKB48はエッグと違っていつでも公演してるというのに。
AKB48ハロプロ本丸の敵にはならないとしても、エッグの敵には十分なりえるだろう(特にエッグとTeam Bはスタートがほぼ同じになる)。最初は「やっとエッグが覚えられる」という需要の高さで勝つことができても、「餌付け」に失敗したらヲタをつなぎ止めるのは難しい。ヲタの餌付けは特定メンバー人気(ポッシボー福田花音森咲樹能登有沙吉川友あたり?)に頼るだけでは駄目、そのためにもずっと古着ばかりでは駄目だと思う。ハロプロのシステムでは、ユニットが決まるまで新曲が作られないようになっているが、エッグでもその方針だと厳しいように思う。果たしてUFAはそこまで考えているのか?*1 私が考えすぎ、私の要求レベルが高すぎなだけなのだろうか。

ところでつんく氏はAKB48シアターを視察したのだろうか。立場上難しいか、つんくがいたら絶対に布袋寅泰以上の祭になるからなぁ。それとも今は中国がメインで国内ライバルは眼中にない? でも、夏まゆみ経由で情報を聞くだけでなく、少なくともビデオでは見るべきだと思うけれど。プロデューサーつんくではなくアイドルヲタ寺田として自腹購入していることに期待するか。

千奈美に…。もし、自分が関東に住んでいたら、早い時期にAKB48に乗り換えていた可能性が高そうな気がした。大阪には乗り換えを促す波が届いていないというのが現実かも。AKB48の方がTPDに似た部分が多い*2というのが極めてポイントが高いし、なんせTeam Kには初期型の辻ちゃんがいるからなぁ、アレはやばい。辻ヲタであったことはないのだけれど、それでもアレはかなりのキラーコンテンツだわ。「なんでおまいらはAKBに"辻"がいるのをずっと隠してたの?」とゆいたいくらい。

*1:さすがに何にも考えてないことはないと思うが。でなければ新人公演の話自体がこのタイミングで出てきてないだろうし。

*2:セットリストの構成の質が高い。楽曲の質も高い。さらに楽曲ごとに専用の衣装を用意していてちゃんとそれに着替える。いずれもハロプロにも見習って欲しいことばかり。